同友会ニュース−企業訪問

経営指針を通して自社の生き残りを決意((有)トータル・マネージメント 代表取締役 川島浩道)

保険代理店業の新しい流れに対応

  (有)トータル・マネージメントは、従来の保険業務の枠にとどまらず、企業のリスク管理を含めた総合的な提言を行う保険代理店です。川島浩道社長は、何度かオブザーバ参加していた埼玉中小企業家同友会戸田・蕨地区会に2005年に入会し、その後2009年に先代から社長業を引き継ぎました。2000年前後に行われた一連の金融制度改革前、保険代理店の世界は個人の信用や力量を頼りに営業開拓し道を切り開く一匹狼型の経営者が主流で、組織形態も個人事業の形をとる方が多かったそうです。また、保険代理店業自体、ある意味規制によって守られた世界でしたが、2002年に始まった第二次金融ビッグバンで銀行業・保険業・証券の各代理店業解禁などが規制緩和されたことで保険代理店の合併などが始まり、法人化や規模、営業スタイルを変えざるを得ない流れとなりました。

地区会の勧めで経営指針セミナーへの参加

  そんな時期に社長に就任された川島社長は、先代が理念の必要性を重視していなかったこともあり、自社に理念を成文化したものがないことに疑問を持ちました。どんなに小さい会社であっても経営指針は必要だ、そう考えた川島社長は地区会の勧めもあって、経営指針セミナーに申込みされました。
セミナーに参加してまず驚いたことは、保険代理店で経営指針づくりセミナーに参加される会社はまだ珍しいと講師の方より告げられたことだったそうです。それは、一匹狼型経営者が多かった従来の保険代理店の形態を考えると当然のことと思われましたが、時代の流れは法人化であり、また企業規模の重視であったため、川島社長は経営指針をもつことで組織としての強みを確立し、競争の激しい業界の中でも生き残っていける保険代理店になろうと決意されたそうです。

受講後、仕事に対する考え方が変わった!

  ところが初めて臨む経営指針づくりセミナーは、川島社長にとって苦労の連続でした。宿題も大変でしたし、何よりも頭ではわかっているつもりでもそれを成文化する作業の困難さは想像以上でした。企業イメージにとって成文化することの重要性を感じるあまり、経営理念についても、格好良くつくろうという思いがつい前面に出てしまい、つくってみれば、かつてどこかで見たことがあるような表現にしかならないという苦悩の連続だったそうです。
また、経営計画づくりについては、かつて保険代理店が集まって取り組む機会は年に2回くらいのペースであったものの、保険会社自体の評価基準や指標が年ごとに変わることもあり、長期的に計画をたてることが難しいという代理店ならではの事情を抱えていました。それでも同友会で体験するセミナーでは、さらに細かく経営計画を考えることが求められ、それがかえって刺激になったそうです。
セミナーに臨む前、川島社長は前年度のセミナーを受講した戸田・蕨地区会の(有)竹野戸田の渡しの引地氏(現地区会長)から「一度でもこのセミナーを受けると仕事に対する考え方が変わるかもしれない」というアドバイスをもらっていましたが、受講してみてその言葉が本当だったと思われたそうです。

自社のオリジナリティを目指して

  経営理念づくりにおいて「何のためにうちの会社は存在するのか」を何度も考え抜いたことにより、まずお客様に対する対応や接し方が変わり、そして経営指針づくりに取り組んだことにより、自社のオリジナリティを出すことに意識が向くようになったそうです。その結果、保険代理店では珍しい独自の「会社ロゴ」まで制定されました。
保険代理店業の世界は現在、少子高齢化の流れに加えて通販化・ネット化の波が押し寄せており、ますます競争が激しくなっています。その中で生き残るためにはいかに人材を育成し地域の核となるか、また契約における法人の割合を増やしていくかがポイントで、そのためにも経営指針のもと、企業リスクマネジメントを含めた全般的な提言ができることを強みとする社員の育成を図りつつ、有限会社トータル・マネージメントは今日もお客様とともに歩まれています。

経営理念

・お客様一人ひとりを大切にし、信頼される会社を目指します
・身近なリスクコンサルタントとして、お客様・地域社会に安全と安心をご提供するために感謝を持って最善を尽くします
・人材を宝とし、社員・取引先・社会と共に成長し続け繁栄することを目指します

会社概要

(有)トータル・マネージメント
代表取締役 川島 浩道
川口市西川口2-1-5 浅倉ビル201
TEL:048-258-9360 
FAX:048-258-9355
e-mail:total@eos.ocn.ne.jp

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