同友会ニュース−企業訪問

新分野へ挑戦する若き三代目社長(黒田伝導機(株) 代表取締役 黒田兼一)

社内で一番の年下が社長に

   黒田伝導機は、伝導部品、産業機器の販売商社です。もともとの伝導部品から、今や何千という種類にまで取り扱う品目が増えているというから驚きです。代々続く親族経営の難しさを感じていた時に同友会と出会い入会しました。先代社長であった叔父からバトンを受け32歳で社長就任。先代から聞かされていた経営に対する想いを気持ち的には受け継いだものの「実際社長って何をするの?」という思いをずっと抱えていたそうです。
 そして同友会でいろいろな経営者と出会う中で、“まわりに支えられているだけの存在ではだめだ。社長として独り立ちをしなければ!”と、密かに決意しました。まずは、会社に理念がないのはおかしいと感じた黒田社長は地区の委員会で自分の思いを反映させた理念づくりに取り組みました。その後、指針セミナーへ参加し、半年間熱い思いのたけを注ぎ込んで理念を創り上げましたが、発表会で予期せぬダメ出しを受ける結果に。「なぜ?」「どうして?」と更なる先輩スタッフの問いに、ショックよりも「まだまだ自分は甘かった、もっと深くもっと真剣に取り組まないと」と、奮起したそうです。

指針づくりで社長としての入口に立てた!

   「もともとインドア派で、コミュニケーションを取るのも苦手」と語る黒田社長。しかも、社員は全て年上という状況の中で、同友会で学んだことと、会社の現状には大きなギャップがあり、指針を浸透させていくことの難しさを今も実感しているそうです。「けれども、当初の『社長って何をするの』という疑問には自分なりの答えを見つけることができ、会社の方向性も考えられるようになりました。これをどう実行していくか、という次のステップに立てたことは、指針セミナーでの大きな成果でした」。四半期に一度の全体会議の開始など少しずつ社内改革もスタートし、今まで会社にはなかった新しい風を起こしています。

三代目社長の次世代への挑戦

   「私は、同友会に社長として育ててもらった」と、語る黒田社長は、東部地区会の未来創造委員会の委員長としても活躍しています。「自分がその必要性を感じたからこそ、そして今も自分が悩み考えるからこそ、指針づくりや、成文化した後の経営をどうしていくかということを深めていく活動をしていきたい」と熱く語ります。地区会の次代を担う大きな柱としての活躍も期待されています。
 落語と料理が趣味。落語の十八番「千早振る」や、今ハマっているピザづくり、その腕前を同友会仲間に披露するなど、多才ぶりを発揮され、本当にコミュニケーションを取るのが苦手なのかと、首をかしげたくなるようなお茶目な姿も。新しい世代の育成や「お客様の流通チャネルづくり」という新しい分野への挑戦、黒田伝導機にしかできないことへの挑戦、を掲げながら、会社の理念を育て、指針づくりを行い、三代目として会社を存続させていく意味を今一度自身へ問いかけています。
 「経営指針セミナーでの指針づくりは、いろいろな経営者と本気で討論し、会社と自分に向き合えた、かけがえのない時間だった」と語る黒田社長。これから更に、理念と指針に磨きをかけ、黒田伝導機の新しい歴史をつくっていかれることと思います。

経営理念

  私たちは産業機械・機械部品の商社として、機械設備に関わる生産材の供給を通じ、私たちにつながる人々の夢の実現を追及致します。
・お客様のニーズを満たす、価値ある製品・情報・サービスをご提供致します。
・人のつながりこそ私たちの財産と考え、誠実を旨とし、より強固な信頼関係を築くべく、主体的に行動致します。
・常に問題意識を持ち、お客様と私たちが共に「一歩先」を考える中で、お客様と社員、当社が三者一体となって成長していくことを目指します。

企業概要

黒田伝導機 ㈱
代表取締役 
黒田 兼一(くろだ けんいち)
東京都荒川区南千住1-59-1
TEL : 03-3806-0611
URL http://kuroden.jp/

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