同友会ニュース−企業訪問

《ものはこび》に込めた思いを指針セミナーを通して理念へ(中央竹村物流(株) 代表取締役 竹村英昭)

同友会入会は「運命的」

   「セミナー中は宿題に追われ、いっぱいいっぱいでしたね」と、竹村さんは2年前の経営指針セミナー受講当時を振り返り苦笑しました。
 仕事で大阪に行った際、取引先の社長が大阪同友会の会員で、さらに、その会員社長と同行した仕事先の社長も同友会会員。先代社長(実父)から会社を引き継いで6年が経ち、その間「会社を経営すること」について自問し続けていた竹村さんにとっては、同友会との出会いは、まさに「運命的」と言えそう。2011年暮れに自ら進んで埼玉同友会に入会し、翌年6月、指針セミナーを受講しました。

指針セミナーに参加して「目が覚めた」

   「それまでも会社の経営方針はありましたよ。先代社長がつくったもので、書面にはなっていましたが、社員に共有されてはいませんでした。私自身も指針セミナーを受けるまでは、経営理念と経営方針は同じようなもの。『方針』があれば、改めて『理念』をつくらなくてもいいんじゃないかって考えていました」
 「会社を何とかしたい」という強い思いをもって指針セミナーに参加した竹村さんでしたが、受講当初は、「経営方針と数字が食い違っていてもいいんじゃないか」と考えていました。そこへセミナー仲間から「本当にやる気があるのか!」とダメ出しが。目が覚めたと言います。
「理念づくりでは、自分の思いを箇条書きにすることがなかなか出来ませんでした」
数字を検討している間も、理念(言葉)が頭を離れませんでしたが、セミナー日程が進み数字を具体化していく中で、理念の方向性が見えてきました。
 「言葉を選ぶって大切なことですね。理念に入れた『ものはこび』という言葉には、私なりの強いこだわりがあるんです」と竹村さん。お客様が作ったものを、お客様の思いも含めてエンドユーザーに届ける。『ものづくり』のための『ものはこび』という関係性を意識していると言います。
「サービスを運んでいると考えています。『お願いします』と託され、お届けして『ありがとう』『お疲れ様』と声をかけられる。『もの』だけでなく『真心』を運んでいるという自覚を持って仕事をしようと」

経営者意識を共有できたセミナー仲間

   「理念を本物にしたい、数字をはっきりさせたいという思いが回を重ねるごとに強くなりました。セミナー仲間とは、セミナーの場以外でもメーリングリストを使って経営理念について議論しました。これだけ経営について話し合うことは、一生を考えても他にはないだろうと思います」
指針づくりから3年後に、指針セミナーを再受講することにしている竹村さん。「指針をつくってからの実践を総括し、次につなげようと考えています」
指針セミナーで、またあの「ガチンコ」議論が出来るのも楽しみです。

社内の「業界の常識」にも挑戦

   「セミナーを終えて、『経営』という言葉の捉え方が変わった気がします」と竹村さん。それまでは、仕事をしてお金をもらうことが『経営』と考えていたが、セミナーを通じて「実績をつくり未来をつくること」が『経営』であると考えるようになったと言います。
 「社員にきちんと言葉で伝えることを意識しています。そうすることで、私自身、問題への対処方法が変わりました。それまでは、問題が起こっても、原因や対策を検討することをほとんどしていなかった気がします。今は違いますね」
 社員の待遇改善にも取り組んでいます。歩合制の採用率が高い運送業界にあって、現在、全社員が月給制。週休2日制の部署もあり、全社的には週1日は必ず休日がとれるようにしました。業界では改善するのが難しいと言われる労務分野ですが、社員の意識改革が必要と考えた結果です。
「社員の子どもたちが就職したくなる会社にしたいですね。社員の入退社が激しいとホワイト化もCSも実現しませんから」

経営理念

私たちはすべてのステークホルダーの幸せを求め
『ものはこび』を常に革新・創造します。
私たちは学要実践で支え合う社内風土を育み
未来に必要不可欠な企業を目指します。

企業概要

中央竹村物流株式会社(川口地区会)
代表取締役 
竹村 英昭(たけむら ひであき)
332-0032 埼玉県川口市中青木2-22-18
TEL 048-251-2147 FAX 048-257-0914
URL http://www.c-t-b.jp/

業務内容:一般自動車運送業

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