同友会ニュース−企業訪問

仕事・家庭、そしてもうひとつのライフワーク(池田精機(株) 代表取締役 池田敬子)

学べる場求めて同友会に入会

   昨年10月に入会したばかりの池田さんですが、入会直後から地区例会や幹事会、ファム例会、「社長の学校」活用実践セミナーなど、時間の許す限り同友会活動に参加しているパワフルな女性経営者です。
 「1年前に先代社長である夫が急逝し、突然社長になることになりました。それまでは経理を担当していればよかったんですが、営業のこと、会社全体のことを考える必要に迫られました。そんなとき、『社長の学校』を掲げる同友会に出合いました。入会して本当によかったと思っています。会員である経営者の皆さんの勉強熱心な姿は、とても刺激になっています」
 先代社長時代から地元の法人会、商工会議所女性会などに参加していた池田さんは、商工会議所から届いたチラシに「これだ!」と思いました。同じ女性会仲間の小松君恵さん(㈱コマーム 代表取締役、川口地区会)が実践報告するというので地区会例会に初めて参加。例会後の懇親会で「入会」を即決しました。

忙しい生活も「恩返し」の気持ちから

   池田さんは東京都墨田区で生まれ、小学2年のとき葛飾区に移りました。実家が機械組立業だったことで、仕事のつながりから22歳で川口市の機械部品加工業だった池田精機㈱に嫁ぎました。
 「経理のことはまったく知識がなかったので簿記の学校に通い資格も取りましたが、結婚以来35年間、自営業の妻は本当に大変でした。8人家族だったのでそれだけも何かと大変ですが、会社では経理の仕事をしつつ、その日の仕事が遅くなると社員分の夕食もつくったりしました」
 そんな忙しい池田さんの生活の中には、さらに長年取り組んでいる障がい児者が生き生き暮らせる活動がありました。3人の子の母親である池田さんは、3番目の子(現在28歳)が女児のみの進行性難病「レット症候群」を3歳で発症したことをきっかけに、障がい児保育、障がい児学童、障がい者作業所、放課後等デイサービスに関わり、現在もNPO法人たんぽぽ福祉村の代表を務めるなど、2足、3足のわらじをは履き続けています。
 「うちの子は地域の皆さんに支えられて育ってきました。だから、今は恩返しのつもりで頑張っています」

「よい会社」にして引き継ぎたい

   先代社長の後に池田さんが会社を引き継いだのは、「(後継者である)息子にバトンタッチするまでの一時的なもの」と言います。高校生の頃から父親の仕事を手伝っていた息子がすぐに社長になってもよかったところ、「(息子さんに)準備期間があったほうがいい」という周囲の勧めもあり、ピンチヒッターを引き受けました。
 「同業者の多くがデジタル化を進める中、うちはデジタル、アナログの両方に対応できる機械をもっています。その強みを生かして売上増、黒字化を図りたいです。現在仕事はありますが、やれる人がいないので、採用にも力を入れたいです」
 今年は経営指針セミナーを受講したいと考えています。「機械加工業は技術が第一。その上で人と人とのつながり。そして笑顔と情熱…こんな経営理念がつくれたらいいですね」
 自社の敷地内に障がい児者の居場所をつくる夢もあります。同友会が障がい者問題に取り組んでいることも心強く感じています。「障がいがあるからと言って働けないわけではありません。是非、障がいの特性を理解して、長所を生かして雇用してほしいですね」 

企業概要

池田精機(株)
埼玉県川口元郷3-11-14
TEL:048-222-6146
FAX:048-225-1669

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