同友会ニュース−企業訪問

人に恵まれ共に育つことが会社の繁栄(司測量設計調査(株) 代表取締役 吉野淳司)

生い立ち

   司測量設計調査(株)は社員16名の測量・補償コンサルタント、建設コンサルタント他、土地家屋
調査士事務所、行政書士事務所を併設した今年で26年目の会社です。
 社長の吉野さんはカカア天下とからっ風で知られる上州群馬県桐生市生まれで、群馬県警の刑事畑一筋の厳格な父に育てられました。それとは裏腹に子供の頃はかなりのやんちゃで、親に心配をかけるほどの負けん気の強い少年だったようです。
 大学卒業後、某市役所に入庁し、持ち前の負けん気で職務、組合活動に従事、順調な公務員生活を送っていました。しかし41歳の時『取得した資格と今までの実績を生かし納得した人生を送り社会に貢献したい』との一心で、安定した収入、地位を捨て独立を決意、周囲の人からの反対、引止めにあいましたが男の一念を貫き、円満退職後、事業を興しました。

病からの気づき

   創業時は自宅に帰る時間も惜しみ、昼夜問わず働きづめの毎日が続きました。その頃のことを振り返り吉野さんは『独立開業に理解をしてくれた家族、激励してくれた友人の恩に報いるために地べたを這いずるがごとく働いた』と感慨深い表情で語ってくれました。
 そしてその努力が実り始めたのは創業から3年目。元請の仕事が入り始め業績も伸び、社員も増え順調に事業を拡大していきます。
 その矢先、突然の病が襲います。右足に力が入らず立ち上がることさえ出来ない状態に医師の診察の結果『脊髄黄色靭帯骨化症』と診断されました。手術を受けるものの両足に後遺症が残り、リハビリを含め130日間の入院生活を送ることとなりました。このことをきっかけに吉野さんは多くのことを学ぶことになります。自分の心身最悪の状況時に心を癒し、励まし、再起する気力を与えてくれた家族、友人、社員への感謝の気持ちと絆の深さ。
 また、会社から離れることにより見えた、会社のトップダウンの経営体質。これらはこの病気にならなければ一生気づけなかったと語っています。

人を大事にする経営

   自身のどん底の状況の中でこれからの発展への気づきを得た吉野さんは、会社、社員の現状を見つめ直し、経営者として新たに学ぶことで、より一層の業務資質向上、知識を吸収し、社員と共により良い経営体質を作り上げるために病気で一時退会していた同友会に再度入会を決意。川越地区会の設立メンバーとして2期目の会長職も務めました。
 同友会の学びにより今は事業継承を考え、人材の育成と継承しやすい仕組み作りと環境を整えることに尽力しています。その取り組みの中で驚かされたのは、経営理念を社員と一緒に考え作成し毎日の朝礼で唱和、社員への決算書公開、毎週金曜日の全員参加の掃除デー、地区例会への社員の積極参加推進をおこなっていることです。これらは吉野さんが取り組んでる施策のほんの一部ですが、吉野さんが目指す100年企業への大事な一歩だと力強く語っていただきました。

趣味

 仕事以外でもお忙しい吉野さんは川越小江戸ライオンズクラブの会長職を務め、奉仕活動に従事しています。自身が経験したことを生かし、社会貢献はもとより地域の活性化と仲間づくりに日々精力的に動いています。 趣味は社交ダンスとカラオケですが、ダンスに関しては“リハビリを兼ねたダンス”と恐縮しながらもかなりの腕前のようです。毎日多忙な吉野さんですが、いつも笑顔を忘れず人に接している姿が何より印象的でした。  

        ▲ダンス大会で華麗なステップを披露

【企業概要】

司測量設計調査(株) 
埼玉県川越市的場1281-21
TEL:049-233-2511
FAX:049-233-2512
HP https://www.tukasa-ss.co.jp/

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