同友会ニュース−企業訪問

技術職出身の人事労務のスペシャリストとして(みなみ社会保険労務士事務所 代表 南 栄一)

■未来を変えた二つの大きな転機

   大学を卒業した後、電機メーカーの設計部門で技術者の道へ進んだ南氏ですが、キャリアを積み上げるほど、社内向きの関係が主となる技術職の現状と、外部とのつながりを強くしたい自分とのズレが広がっていきました。このことを周囲に話していたこともあり、会社が法人営業分野へ参入する際、技術面の説明力をもった営業職として転属する機会を得ます。
 転属先では、多くの企業、人との付き合いができ、なかでも地域に根差した中小企業経営者が頑張る姿と行動力に感銘を受けます。南氏は、中小企業経営者を支援する仕事がしたいと考えました。自分の現状を把握し、未来の自分が一生の仕事としてどんな働き方をするべきか、していたいのかを考えました。そして、「この仕事で働いているイメージができた」と、社会保険労務士を選び、資格を取得します。

■実務で身に付けた資格能力の活用術

   社労士の事務所を開業するためには、2年の実務経験か指定講習の受講が必要になります。指定講習の開業ルートは、約1年かかるため、その期間は資格の能力を活かすことは、ほぼできません。当時の南氏を取り巻いていた環境では、待っていることは考えられませんでした。資格を活かし、かつ、実務経験を積むことができることを条件に転職活動をし、労働衛生・産業保健業務のアウトソーシング事業を営む会社に出会い入社します。経営者、企業の人事総務部門を顧客として、産業医の契約、衛生管理、健康管理、制度整備など、医療職と連携しながら、社員の職場環境や衛生、健康関連など、依頼主の抱える課題を解決していく一方で、自社内の就業規則や人事制度の構築に携わり、様々な会社規模に対応できる知識と経験を実務経験で身につけ、技術者から人事労務のスペシャリストへと転身していくとともに、独立開業の準備を着実に進めました。

■事務所の運営と同友会

   開業間もないころは、「同友会は人脈づくりの場」として考え、そこに行くこと自体が目的でした。事務所の運営を進めるうちに、「もっと経営者を知らなくては」と切実に感じ、積極的に参加する場へと変わっていきます。それから数年を経た現在、今後さらなる発展を目指す上で、ただ、がむしゃらに進むことへの限界や自分だけで立てる目標に生じるブレを感じました。何より、「依頼主との打合せの際の受け応え能力の基盤が欲しい」との思いから、同友会型経営指針を導入し、進むべき方向を見つめなおすための、活用する場となっています。
 開業してから目標管理や計画の大切さをより痛感していると語る南氏ですが、それを実現するためのプロセス、そして結果をいかに出すかをつねに考えています。南氏の趣味は、ゴルフと走ることで、昨年は、フルマラソンも完走しました。そんな南氏が未来に立てる計画が楽しみです。

企業概要

みなみ社会保険労務士事務所
代表 南 栄一(みなみ えいいち)
埼玉県入間市下藤沢332-34-101
TEL:04-2936-7580
FAX:04-2936-7628
http://www.minaseicho.com//

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