同友会ニュース−企業訪問

指針セミナー受講で「ありがとう」が言えた((株)ギルド 代表取締役 長田健太郎)

   友達が埼玉の警備業界にいたという縁を通じて、その友人と一緒に警備会社を創業した長田健太郎氏。「創業以来、わき目も振らず警備業についての経験を積み、業界を取り巻く構造的な環境を学ぶことに努力をしてきましたが、業績は、二期目以降は十パーセント前後の成長でしかなく自分の努力不足を痛感しました」。自分の目標とする組織的な経営をどう進めるかについて、完全に自分の中で息詰まっていた中、同友会に出会い平成24年6月に入会しました。そして、そのままその年の経営指針セミナーに参加する事になりました。

指針セミナー受講で『ありがとう』が言えた

   「それまで『何のために経営しているのか』を考えたことがなかったので、理念をつくることには苦労しました」と語る長田氏。経営指針セミナースタッフから「働く人に、働く喜びを与えられているか?」と問いかけられ、自分のことしか考えていなかったということに気づかされました。気温や天候にも左右される過酷な状況の中で警備業務を行っている従業員の人たちに光を浴びて欲しいと、自分以外の人にも思いが至るようになっていったそうです。
 「指針セミナーを受けてから従業員に対して、ありがとうと言えるようになりました。それまでも現場で働く隊員の方には言えていたのですが、隊員と違い、内勤のスタッフは、仕事なのだからやって当然だろうと思っていたのでの会社が成り立っているとは思っていたのですが、内勤者は私と同じように隊員にやってもらう立場なのだと思っていたのです。でも指針セミナーを受講して気
がつきました。社長と同じ考えで働いているわけではないと。いろいろな考えがあっていいのだという発想が新たなスタートになりました」。

会社が拡大しても思いは一つに

   現在、埼玉本社の他に、水戸と東京に同業種で別の法人も立ち上げをし、従業員は全体で60名を超えます。会社が拡大する中で、まず内勤の人たちと理念の共有をしようと長田氏は試みています。「一番の近道は同友会を知ってもらうことかなと思っています。すでに水戸の例会に一緒に参加したり、同友会での資料を使って話をしたり、我が社は同友会型でやっていくのだということをわかってもらうようにしています」。
 「勘と経験と度胸の経営から、経営とは何か一つの方法論を学んだ気がします」とも語り、経営を整理して計画することを気づき、経営スタイルがいっきに変わったそうです。
 警備業界は機械警備、身辺警備、施設警備などさまざまあり、最近はそれぞれの資格も分かれています。たとえば、土建会社が警備も始めるというようなことはありますが、専業で警備業を始める人がほとんど少ない業界なのだそうです。そこに挑戦した長田氏は、気負った風ではなく「たまたま縁があったので」と語ります。
 「お祭りやイベント、建築関係や道路工事の警備。暑かったり、寒かったり、立っているだけではなく、実際はいろいろやることがある、難しい仕事でもあり、事前の講習も必要です。一人ひとりの個々の資質に頼っている部分も多い仕事もある中、いずれは、内勤者だけではなく、全従業員で理念を共有し、同じ方向へ向かっての会社づくりをしていきたいですね」。

従業員への思いは『個』の尊重と感謝

   「社内のコミュニケーションはとれるようになったので雰囲気はよくなりましたが、効率は下がったかもしれない。難しいところですね。昔は私が考え、従業員は言われたとおり動いていればいいというようなスタンスで、できなければ叱ってリードしていました。でもそれでは会社は社長以上にはならないと気がつきました。社員を活かすことで結果的にはゆっくりかもしれないですが、可能性が
生まれると最近やっとわかってきたのです。今後は従業員の個性を尊重できるような会社にしていきたいと思います。ゆくゆくは障がい者雇用にも、取り組んでいきたいですね。彼らの障がいも個性ととらえれば、また可能性につながるはずです」。

経営理念

・わたしたちは、交通誘導警備業務を通し、地域に溶け込む会社を目指します。
・あいさつを通し、警備員からの地域内コミュニケーションの活性に貢献します。
・地域の眼となり、見守ります。
・思いやりが見える誘導を行います。

企業概要

株式会社ギルド
埼玉県さいたま市西区指扇2773-2-1-106
TEL:048-747-3461 
FAX:048-747-3462
http://www.chutarou.com//

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