同友会ニュース−企業訪問

一人ひとりが輝いている会社にしていきたい(金子商事㈱ 代表取締役 金子房雄、取締役 金子昭雄)

ウルトラ貧乏生活からの脱却

   房雄氏が最初に勤めたのは工具類の販売会社。「直行直帰が許されていたから毎日昼まで寝てい
ましたよ。ポケベルが鳴ると近くのパン屋にある公衆電話に行って『「いま群馬の方なのですけど」と言っていた』という話をパン屋のおばちゃんから聞きました」と昭雄氏。同期入社の中で給料は最低だったようです。
 こんなウルトラ貧乏では家族を養えないと転職。給料も10万円増えてやる気が出て、毎日始業1時間前には出社するという変わり様。でも上司と意見が合わず2ヶ月で退職。その後、知人に紹介された産廃業に工場長候補として入社し給料はさらに10万円上乗せ。都合20万円も多くなりました。

窓際からの転身

 給料分はしっかりと働こうと張り切っていたら、周りはイエスマンばかり。社長に意見を言うのは房雄氏だけ、同僚から「金子だけ高給なのは許せない」との怨恨もあり10万円減給され窓際の営業職へと追い込まれます。会社からは「仕事は自分で見つけなさい」と言われ、使うのは自分の車、ガソリン代は自分の給料から、事務員も使ってはいけないという超ブラックな環境。そのような中でも会社に実績のない仕事も見つけてきて自ら挑戦し、ノウハウを蓄積していくのです。ところが給料の遅配が頻発。会社が巨額な借金を抱えているのがわかり、密かに産廃業の認定を取得し独立に至りました。
 創業当初はトラックも持てない状況でしたが、「長男と次男が友達を連れてアルバイトに来てくれたことが支えになり、切り抜けられた」と房雄氏は語ります。  

   ▲前列中央が金子房雄氏、後列右が昭雄氏

3年後には社長が替わります

   ある日インターネットで東京同友会のページを発見。広報誌の購読を申し込みました。「東京だと遠いな」と思っていたところ、埼玉同友会の存在を知り事務局からの奨めで上尾での例会に初参加。「活動内容は賛同」と例会に参加し続けますが、入会は頑なに拒否し続けていたところ、グループ討論で同席した、さくら地区会浦野氏の「例会に賛同するなら、入会しませんか」という一言で即断・即決。入会となりました。
 入会してからの房雄氏は様々な行事に積極的に参加。最も影響を受けたのが岩手で開催された中
同協の定時総会で、社長が何に対しても出しゃばりすぎていたと反省。「話すのではなく徹底的に聞くことが大切」と強く学んだそうです。そしてスタッフの個性を活かして「一人ひとりが輝いている会社にしていきたい」と考えるようになりました。
 7月15日に行われた房雄氏と昭雄氏の話し合いで、3年後の平成30年7月15日に社長を引き継ぐことで合意したとのことです。

月に2回は山へ

 房雄氏は仕事ばかりでなく何か趣味が必要と、12年前に山歩きのサークルに入り、月に2回は山歩き、今年はサークルの会長を務められているようです。植物についても造詣が深く芸術的な写真も多く撮影されています。

昭雄氏に聞きました

   これまでは向こうが「白だ」と言うと、こちらも「いいや白だ」と返しているようなもの。普通の人なら1分程で済むのに2時間くらい言い争っている時も多かったようです。房雄氏が話し始めると、即「ハイわかりました」しか返さずさらにイライラさせた時期も。
 昭雄氏は昨年、奈良で開催された青全交にゲスト参加。「いままでの自分のやり方は違うなと感じた」と言います。また「変わらないといけない」と思ったそうです。本年7月、川越地区会の鈴木達弥氏の「同友会に入ると変わるよ」の一言で入会。房雄氏が心の中で葛藤しているのがわかってきてから、「飲みに誘ったことはまだないのですが、今度誘ってみようかな」と話されていました。新たなる金子商事さんのはじまりです。

企業概要

金子商事㈱
埼玉県久喜市菖蒲町上大崎424-1
TEL:0480-87-1107
FAX:0480-87-1108
http://www.kanekosyouji.com/

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