同友会ニュース−企業訪問

幸せの循環が理念の基本((有)ぐっとリフォーム 代表取締役 満生 剛 )

縮小か成長か

   「何の準備もせず創業したため常に支払いに追われるという自転車操業が続いていました」と語る満生氏。創業10年目を迎える頃になると「会社を成長させる」よりも「縮小して楽になりたい」気持ちの方が強かったようです。
 しかし一方では「これでいいのだろうか」と悶々とする中、社員から、子供が生まれるという報告を受け「現実からは逃げられない。縮小はできない」と成長路線に覚悟を決めました。
 ちょうどその頃、リフォーム業界の経営勉強会を見つけました。業界で有名な㈱喜多ハウジングの喜多計世氏(石川同友会会員)が講師であることにも魅せられて参加。事業計画づくりに取り組むのですが、時間制約もあり完成には至りませんでした。

幸せの循環が理念の基本

   同友会への入会は2010年。当初は、例会のみ参加しているような状況でした。喜多氏と親しくなったことで同友会でも経営指針の勉強ができることを知り、2013年に「経営指針づくりセミナー」に参加しました。
 特に刺激になったのは「何の為に仕事をするのか?」と問われ「家族を養うためです」と答えた時に「それではダメ。だったら、この仕事でなくてもいいのでは?」との切り返し。
 「会社を支えてくれているのは、お客様であり社員であり、協力業者の方達であるのを再認識できました」
 そして、「お客様の幸せ」「社員の幸せ」「お取引先の幸せ」の循環が理念の基本となり、経営指針を成文化。新たなるスタートとなりました。

理念の浸透

 経営理念が社内で共有できるようになり「自分の価値観を伝えやすくなった」と満生氏は語ります。
 「他より高いから断られた」「他の方が安いから持って行かれた」と金額勝負になりがちだった見積りにもその効果は表われています。見積りを担当する社員はお客様の立場に立って考えるようになりました。「お客様の希望額より高くなっても、より価値ある機能や設備であることを説明し納得いただければ、お客様は満足され高評価を得られるのです」。
 また、歩合給は無理矢理注文を取ってくる傾向もあり、それがクレームの要因にもなるため、給与体系を固定給に統一しました。その結果、クレーム産業と言われるリフォーム業界でありながら、クレームはほとんどゼロとなりました。  

           ▲いきいきと働くスタッフ

既存客へのフォロー強化

   クレームはなくなりましたが、悪徳リフォームでの被害が全国ニュースで流れた時期もあり、その影響からか、新規の注文は激減します。そこで、ターゲットを既存のお客様へとシフトチェンジ。新しい試みとして、不具合調査の選任スタッフを任命し、工事終了直後に直接お客様の元に伺い不具合はないかお尋ねするようにしました。このような体制づくりが功を奏しリピーターのお客様は着実に増えています。
 さらに「地域密着」「ちょっとリフォーム」「断熱リフォーム」を三本柱に、自社の強みづくりもはじめました。「地域密着」は、地域で一番目立つリフォーム屋さんになることで、「東大宮ぐっと通信」という季刊のリフォーム情報チラシを配付、昨年のオフィス移転もその一環です。「ちょっとリフォーム」は、主に高齢者を対象に電球交換や荷物の移動、庭木の手入れなどやりにくい作業の代行。「断熱リフォーム」は、高度な知識と技術を備えてより付加価値の高いサービスの提供となります。

これからの課題は工事力の強化

  これまで外注に依存していた施工ですが、工事部を設け現在は3名が在籍しています。今後はこの3名を軸に理念を共有できる職人さんを増やし、安定した工事体制を目指しています。同業者と連携した職人さん同士の交流会、職人になりたい人の育成等、まだまだ成長路線は広がって行きそうです。
 「建設業であるよりサービス業であること」「お客様の立場に立って物事を考えること」「こちらから気付く努力を怠らないこと」をモットーに満生氏とスタッフの研鑽は続きます。

【経営理念】

仕事を通じて「お客様」「社員」「お取引先」などご縁のある人および家族の幸せに貢献します。
「お客様の幸せ」…サービス業として仕事に取り組み、お客様の立場で物事を考え、言われる前に実行します。
「社員の幸せ」…人から感謝される仕事によって、自分自身の物心両面の豊かさを目指します。
「お取引先の幸せ」…健全な会社経営に取り組み、お取引先様と真の信頼関係を築き、共に発展できることを目指します。

【企業概要】

㈲ぐっとリフォーム
満生 剛(みついき ごう)
埼玉県さいたま市見沼区東大宮7-49-10
TEL:048-682-7811
http://www.good-reform.co.jp/

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