同友会ニュース−企業訪問

「ワクワク」をかたちに((株)コマドデザイン 代表取締役 福井千波)

【川口の街へ】

 \;  「キューポラのある街」として有名な鋳物の街、川口。もっとも、福井さんがやってきた頃は、鋳物工場も少なくなり、マンション立ち並ぶベッドタウンになっていました。
 工業デザイナーを父に持つ福井さんは、幼い頃から「つくること」が好きで、大学ではグラフィックデザインを学び、大手印刷会社に就職します。結婚を機に退職し、川口市に引っ越しました。群馬県出身の福井さんにとって、川口はあまり馴染みのない街でしたが、気さくなその性格から、すぐに街の人たちと馴染んでゆきます。

【おしゃれな川口を発信する】

 川口に住み始めた福井さん。子育てをしながら、フリーランスデザイナーとして活動を開始します。通っていた美容室などで、チラシ制作を依頼されたりするうちに、その評判は口コミで広がってゆきました。ママ友と交流するうち、川口にも素敵な人がたくさんいて、おしゃれな所・素敵な場所がたくさんあるのに、あまり知られていないことに気がつきます。そこから「川口から素敵な暮らしを届ける」小冊子の作成が始まりました。
 始めたのは、福井さんを中心とするママ友数名。小冊子のタイトルは、「komado」。川口で生活するママ達(女性)が、小さな窓から外を覗いたら、また別の素敵な景色が見える。そんな思いから、タイトルを決め、そのまま社名となりました。  \;

             ▲素敵な暮らしを届ける冊子komado

 小冊子komadoが広まるにつれ、福井さんは様々なイベントの企画を要請されます。川口でデザインの仕事をしているママ友を中心に、イベントの企画や、コミュニティFMであるFM川口での番組担当など、活動の幅が広がってゆきます。
 そんな中、川口の郷土かるたを制作する一大プロジェクト、「川口すごかるた制作委員会」が立ち上がり、福井さんは代表に就任します。「川口すごかるた」は、川口で育つ子どもたちに、故郷川口を知ってもらいたいという想いから立ち上がりました。平成の時代に川口で生まれ育った子どもたちにとって、「川口=鋳物の街」という印象はなく、どんな街であるかよくわからない場合が多い。その子どもたちが、川口を知り、川口で育ったことに誇りを持てることを願い、かるたの制作に取り組みました。
 川口市内の小中学生から公募された絵札と、市内の歴史研究会を取材して作られた読み札には、郷土川口への誇りと想いが込められています。

【女性起業家を応援したい】

 \;  活動を広げるにつれ、川口には「実力はあるけど会社に復帰することが難しい」育児中のママがたくさんいて、その中には「自分の作ったものを売りたい」と考えている女性がいることに気づきます。しかし、「起業」となると何をやれば良いかわからない。そんなママを応援したい気持ちから、名刺やホームページ制作を請負う「女性起業家」応援キャンペーンを始めました。川口の女性起業「応援」家として、福井さんの存在感は増してゆきます。

【同友会と出会って】

 イベントの企画や「川口すごかるた」制作を通じて、新井俊雄さん(川口地区会)、小松君恵さん(埼玉同友会副代表理事・川口地区会)と知り合いになります。尊敬する二人の経営者が言うのだから間違いないと思い、平成29年に川口地区会に入会し、例会に参加するようになりました。
 「参加すればするほど、自分の士気が上がります。グループ討論ではいろいろな刺激を受け、毎回何かを受け取って成長につながっている」と福井さんは話します。
 取材場所となった旧田中家住宅は、大正時代に建設された県下有数の本格的洋風住宅で、市の文化財となっています。この場所でも多くのイベントを企画し、川口の文化を発信している福井さん。「ワクワクすること」が大好きな彼女によって、川口の街はより鮮やかに彩られるでしょう。  \;

               ▲取材場所となった旧田中家住宅

【企業概要】

福井 千波(ふくい ちなみ)
(株)コマドデザイン
代表取締役
埼玉県川口市末広1−7−5-605
TEL:048-234-1058
Mobile:090-9711-9712
http://www.komado-design.com/

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