同友会ニュース−活動報告

同友会理念に基づく障害者雇用とは?~障害者雇用推進委員長 赤塚正樹氏に聞く~

 \;  2013年中同協では、人を生かす経営として『経営労働・社員教育・共同求人』の企業づくりの中心的な委員会
の3つの柱に加えて、『障害者雇用』を位置づけました。埼玉同友会では、2015年に障害者雇用推進委員会として、活動が始まりました。「障害者の方も一緒に働くことができる環境というのは、まさに人を生かす経営、つまり人に優しい企業をつくることになる」と語る赤塚委員長に埼玉同友会の取り組みについてインタビューしました。







― 現在の障害者雇用推進委員会の活動についてお聞かせください

「委員会の活動を会員のみんなに知ってもらおう、そして障害者雇用へつなげよう」ここを柱として、各地区会との合同例会を開催し問題提起をし、支援学校や就労移行支援事業所との交流会を行い、県や行政の支援機関とのネットワーク(委員会での情報交換等)をつくっています。企業と障害者を「つなぐ場」ともいえるかもしれません。部会から委員会となって5年目。同友会の活動として、より実践的に障害者雇用を推し進める活動となっていると感じています。ただ発足から変わらず、委員会のメンバーは、障害者雇用を特別なことだとは思っていません。『一緒に生活できる社会づくりを目指して』という思いを第一に活動しています。



― 障害者雇用というと、「就労支援」「就労サポート」「就労定着」など、私たちがあまり理解できていない言葉を耳にすることがあります。そういう専門的なことを学ぶ必要もあるのでしょうか。また、そういうことを勉強する委員会ですか?

 いえいえ、そういう専門的なことを学ぶ委員会ではないですし、むしろ、知らなくても大丈夫です。障害者雇用に関する専門的な仕事をしていない方、障害者の方との接点がなかった方、そういう人にこそ参加してほしい委員会です。勉強することが目的ではなく、「雇用活動の場」なんですね。障害者問題について調査・研究する委員会でも、障害者をサポートするための勉強をする委員会でもないんです。埼玉で障害者の方の雇用を推し進める、『障害者雇用推進委員会』、まさしく、この名の通りの委員会です。


―だから、企業と「支援学校」「就労移行支援事業所」との交流会も盛んに行われているんですね。そのお話も聞かせていただけますか?

 先ほどもお話をしたように、障害者と企業を繋ぐ場としての位置づけの会でもあるんですね。私たち企業側と、障害者の方の就職先を求める学校の先生や、就労移行支援事業所の職員さんとの情報交換の場でもあります。「知らなかった」情報を手に入れることで、難しいと思われがちなハードルを取り除くこともできるんですよ。実際に、直接雇用の話につながったり、という成果がすぐ出るものではないですが、このような交流会は継続的に続けていこうと思っています。

― 障害者雇用に取り組むうえで、何が一番大切だとお考えですか? 同友会が障害者雇用に取り組む意義も、お聞かせださい。

 『障害者自身が自ら働く』この環境を提供できる企業づくりに取り組む、ということでしょうか。障害ではなく、一人ひとりの「持ち味」として受け入れる。障害者に限ったことではなく、『その人個人の能力を見出す、引き出す』共に育つ、共育の原点ではないでしょうか。すなわち、同友会が障害者雇用に取り組む理由は、社会貢献でも法定雇用率でもなく、人を生かす経営の実践、ここにつながるからだと考えています。

― 最後に、障害者雇用推進委員会のこれからについて、お聞かせください。

 障害者雇用の答えがあるわけではないですよね。ただ、障害者雇用を考えていなかった会員の仲間が、興味を持つ、雇用について考える、そして雇用へつながる。「会社」と「障害者」が共に生きる、共に受け入れる、そうした企業づくりを推進していくような活動をしていきます。ぜひ、一人でも多くの会員の皆さんに、委員会活動に参加していただき、共に考えていきたいと思います。  \;

           ▲交流会を重ねることで垣根を少しずつ低く

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