同友会ニュース−活動報告

【2018・理事・幹事研修会】同友会と企業経営は不離一体で取り組む 〜組織の自主運営こそ経営者の学び

   報告者:高瀬 喜照氏 (株)高瀬金型 代表取締役 愛知同友会 副代表理事〉  


9月21日、新都心ビジネス交流プラザにおいて2018年度の理事・地区幹事研修が行われ、各地区会の理事・幹事が50名参加しました。報告者は愛知同友会副代表理事の ?高瀬金型 代表取締役の高瀬喜照氏。「同友会と企業経営は不離一体」のテーマで約一時間ご報告いただきました。

同友会役員は不離一体を体現する語り部に!

 高瀬氏は、愛知同友会で報告者が必ず資料に添付する不離一体シートとともに、終始謙虚な語り口でご自身の経営体験を振り返りました。通常、役員研修であれば、会運営や同友会理念を中心に論議が展開されるところであるが、今回は報告の大半が経営の話。同友会で学び自社で実践して結果を報告するサイクルを通して会社をよくする。同友会が目指すものと自社が目指すものは同じ。同友会への自信と誇りを持つこと。出来てそうで出
来ていない鋭い問題提起をいただき、私自身も代表理事としての資質に足りる体現者であるかどうかを深く考える時間となりました。
 報告後のグループ討論を経て、同友会の理事及び幹事になる人は、自社も会内も責任を明確化した組織作りに取り組み、共感できる仲間を増やす「語り部」になることを確認し、研修を終えました。
 同友会の役を担う経営者は、激しく移り変わる情勢の変化に対応できる判断力と実行力を身につけなければなりません。同友会だけでなく自社や地域活動など数多くの会議や研修の中から、「本当に必要な会議(研修)」を選択し、万障繰り合わせて参加するとともに自社に持ち帰る機会を逃さない事も、多忙な我々に求められている総合的な能力であると実感いたしました。
設営に当たられた事務局並びに担当役員の皆様に感謝いたします。


       

 \;  高瀬氏は24歳で起業し、起業後約18年間は5名の社員数だったのが同友会入会後18年で100名の社員数まで会社を成長させました。朴訥とした語り口で同友会のやっていることは普通の事であり、当たり前の事と仰りました。今まで自分が思っていたこと、自分の理想が同友会にあったと。そして、同友会の事を素直に実践していこうと思ったそうです。入会後色々な役を受け、地区会長をやって成長したそうです。しかし社内では問題が起き、客先の要求が高くなったり、できない、できないと社員が言い、社員との対立が表面化していきました。そんな中インターンシップの受け入れや新卒の採用を実施していく事で徐々に変化していくことになりました。すぐに良くなった訳ではないが、若い人と係わって社員の潜在能力が発揮され成長する仕組みづくりを社内につくり上げていく。同友会での学びを自社で実践して結果を報告するサイクルを通して会社をよくする。同友会の目指す社員の幸せの追求が自社の目指すものと同じであり、1社1社が良くなって社会が良くなる。実践して自社を良くしないと同友会の目指しているものと一致しない、会社も同友会も理念を共有し、同じ思いで行動することが大切であると学びました。


 \;  中小企業で働く生産人口が全体の70%、中小企業の経営者はある意味政治家以上に影響力があると高瀬氏は仰います。同友会の学びは特別な事ではなく、経営者の責任・使命は自分の仕事に誇りを持ち、社員の生活を守る、あたりまえの事です。入社してきた社員に「仕事をやれやれ!」というだけでは、この会社にいる事の意味が分からなくて、悩んでしまう。目標役割を与え、「責任を明確にした組織作り」をすることで、自身があてにされている事を感じ、自主的に動き出し、悩んでいた事も少しずつ解決でき成長していく。そして、そんな若い社員の姿から、我々先輩たちも又学ぶ「人間尊重経営」が人の潜在能力を引き出していきます。
 中小企業で働く人の賃金は、大企業に比べると格差が大きい。しかし大切なのは一人ひとりが満足しながら、幸せに生きているかで、賃金だけではない。
 同友会が目指すのは助け合いながら働き、会社が成長する事であり、それは企業が成長する事でしか実現できません。同友会の60年の長い歴史の中で語り続けられた、企業との不離一体活動は理念をもち、その時代その時代の課題を解決していくと言う事です。

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