活動報告
故きを温ね
新しき未来に向けて活かしていこう!
中部地区会2021年2月例会
今年の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公は「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一。その精神は論語に基づいているとも言われています。
そこで論語の教えから盤石な経営基盤づくりを目指されている矢部氏に実際の失敗談も交えながら報告いただきました。
先代のお父様が逝去され、27歳で事業を承継した矢部氏は、すぐに自分のやりたいこと、新しいことに取り組みはじめたそうです。しかし社員さんはついてきてくれません。どうすればいいか悩んでいるとある人の勧めから読みはじめた論語に「三年父の道を改むんば、孝と謂う可し」とあるのを知ります。「三年父の道を改めない」とはつまり「父の道を変えることはそれまで父についてきてくれた社員を否定することになる。三年間は経営者と社員が信頼し合えるようになるまでに必要な時間なのだ」と考えるようになり難局を乗り越えられたそうです。
他にも経営理念、人の活かし方、コロナ禍にも関連する章句と実例等もお話いただき、時代は変われど論語には心の支えになり課題解決に繋がる多くのヒントが含まれているとうかがい知ることができました。
座長:矢澤 敦臣
Agenda
- 経営理念と論語
- 事業承継と論語
- 人の活かし方と論語
- 企業の繁栄と論語
- 社員教育と論語
- コロナ禍と論語
- 私の好きな章句
- よく聞く章句
グループ討論テーマ
自社の課題は何ですか? その解決策は?