開催日時2021年12月8日(水) (受付17:45)18:00~20:30
会員でない方の参加歓迎
- 報告者
長尾素子氏 拓殖大学教授
- 会場
WEB開催(Zoom)
- 参加費
会員・ゲスト共に1,000円
活動報告
社員教育委員会オープン学習会が12月8日(水)開催され、25名の方がオンラインを通して真剣に学びました。同友会の寄付講座も受講されるという長尾教授から、「ポジティブ・デビアンス」(以下、PD)という新しい考え方により、若者の早期離職など課題を解決する手法について報告いただきました。従来の課題解決は、問題の原因を分析し解決策へつなげるというネガティブな面に目を向けていました。それに対してPDでは、既に課題を解決している組織や人を特定し、その組織や人が持っているPDを発見し普及させていくというものでした。このコペルニクス的発想の転換は、昭和世代では思いつきにくく、ミレニアム/Z世代など若者にとっては適応しやすい考え方だと思います。グループ討論では、ひとりのメンバーが抱える課題を設定し、それを他メンバーとともにPDの特定・発見により解決へつなげるというプロセスに挑戦しました。当初は「難しい」という声も聞かれましたが、PDとは「片隅の成功者」という説明を受け納得しました。そこが「外部の成功者」を参考にするベストプラクティスとの違いでしょうか。長尾教授も各グループ討論に加わり、議論を大いに盛り上げてくれました。入社後に定着し活躍している社員のPDを特定し、その可能性を備えた応募者を採用するなど、求人においても効果がありそうです。さて、あなたのまわりにもいませんか、何気なく課題をクリアしている「片隅の成功者」が・・・。
( 古木 孝典 記)